2015年07月23日

歯周病と歯磨き

現在、歯磨きは、齲蝕(むし歯)予防の他、歯周病の予防や治療のために効能があると誰でも知っています。
そして、日本を含め世界中で昔から歯磨きは推奨され、行われてきました。

しかし、歯周病の予防や治療のために歯磨きが推奨されるようになったのは、長い歯科の歴史の中では、ごく最近のことなのです。
歯肉炎や歯周炎の原因はプラック(歯垢)ですが、このことが世界的に認められたのが、昭和40年代初頭です。
ですから、それ以前は歯周病の予防や歯周病の原因がわからず、正しい治療法も確立していませんでした。

今、歯周病の予防や治療に効果が高いとされる、「バス法」という歯磨き法があります。
しかし、この方法が発表されたのは、歯周病の原因がプラックとわかるはるか以前でした。
当初この方法は、むし歯予防の効能を謳って発表されたものでしたが、実は現在推奨されている歯磨き法もほとんどが、昭和40年代まえに発表された、むし歯予防法だったのです。

ですから、真の歯周病の予防や治療のための歯磨き法は、一般的に知られている方法では難しいと思われます。
歯周病の予防や治療の歯磨き法のポイントは、歯周ポケットの中を清掃することです。
歯周ポケットの中の清掃法を歯科医師や歯科衛生士に徹底的に指導いしてもらうことが、歯周病の予防や治療の第一歩になります。
posted by 院長・宮澤敬治 at 22:40 | ブログ