2015年07月30日

アナムネーゼ

アナムネーゼとは、ドイツ語のanamneseのことで、医師、看護師などが患者から聴取した病歴(病気の経過や生活状況など)です。
略してアナムネともいいます。

アナムネを患者さんから正確にお聴きすることは、医療をするうえで、基本中の基本であります。
自分も研修医時代、指導医に「きちんとアナムネとれたか!」と指導うけていました。
当時、自分にとって複雑な経過をたどった病気や、原因のよくわからない症状のアナムネを、まとめてカルテに記入することは、難儀なことでした。
今でも、患者さんから必要なことは全てきき、カルテに無駄なく必要にして、充分な内容を書くことは、苦労しています。
当院に私以外、常勤歯科医師はいませんが、歯科衛生士にアナムネを書く(聴く)トレーニングを毎日のようにしています。
患者さんから、よくお話しを聴くことは、正確な病状を把握することや、信頼を築く一歩だと考えます。
posted by 院長・宮澤敬治 at 23:07 | ブログ

ホワイトニング

歯を漂白し、白く美しくする「ホワイトニング」は近年盛んに行われるようになりました。
ホワイトニングは、一般的に歯科医院で行われますが、市販のキットを購入し自身で施術する方もいるとききます。
一般個人で購入できるキットは、仕上がりや、健康上の問題が定かでありませんので、歯科医院でできる方法を書きます。

おもに次の3つの方法あり、どれも過酸化水素系の薬剤使用します。
1.ウォーキングブリーチ(歯の中にブリーチ剤をいれる)
2.オフィスブリーチ(歯の表面にブリーチ剤塗布後、特殊な光照射)
3.ホームブリーチ(マウスピース製作し、マウスピース内にブリーチ剤塗布)  

1.のウォーキングブリーチは、失活歯(死んだ歯)のみに使用する方法で、確実に白くできますが、適応症は限られます。
2.のオフィスブリーチは、歯の表面の清掃後、薬剤塗り、特殊な光をあて、歯を白くします。とても効果的な方法ですが、一回の処置時間は一時間ほどかかります。
3.のホームブリーチは歯科医院で、マウスピースを作ります。家庭で一日数時間、数日ホワイトニングジェルを塗布したマウスピースを装着する方法です。歯は自然な白さになるといわれています。
2.と3.の方法組み合わせるとより効果的ともいわれ、当院では、お勧めしています。
2.や3.の方法で処置直後、気をつけることは、色のついた食事を摂らないことや、冷水での痛みを一時感じやすくなることです。
効果は数年以上あり、費用は自由診療扱いとなります。
多くは、1.は数千円、2.と3.は数万円程度の費用かかります。
posted by 院長・宮澤敬治 at 22:12 | ブログ

2015年07月23日

歯周病と歯磨き

現在、歯磨きは、齲蝕(むし歯)予防の他、歯周病の予防や治療のために効能があると誰でも知っています。
そして、日本を含め世界中で昔から歯磨きは推奨され、行われてきました。

しかし、歯周病の予防や治療のために歯磨きが推奨されるようになったのは、長い歯科の歴史の中では、ごく最近のことなのです。
歯肉炎や歯周炎の原因はプラック(歯垢)ですが、このことが世界的に認められたのが、昭和40年代初頭です。
ですから、それ以前は歯周病の予防や歯周病の原因がわからず、正しい治療法も確立していませんでした。

今、歯周病の予防や治療に効果が高いとされる、「バス法」という歯磨き法があります。
しかし、この方法が発表されたのは、歯周病の原因がプラックとわかるはるか以前でした。
当初この方法は、むし歯予防の効能を謳って発表されたものでしたが、実は現在推奨されている歯磨き法もほとんどが、昭和40年代まえに発表された、むし歯予防法だったのです。

ですから、真の歯周病の予防や治療のための歯磨き法は、一般的に知られている方法では難しいと思われます。
歯周病の予防や治療の歯磨き法のポイントは、歯周ポケットの中を清掃することです。
歯周ポケットの中の清掃法を歯科医師や歯科衛生士に徹底的に指導いしてもらうことが、歯周病の予防や治療の第一歩になります。
posted by 院長・宮澤敬治 at 22:40 | ブログ

2015年07月20日

さし歯

本日、研究会に参加し、いわゆる「さし歯」の問題性を再認識しました。

さし歯とは、失活歯(血液の循環のない死んだ歯)に金属の芯棒や冠と芯棒が一体となったものを入れた歯やその処置法のことをいいます。

さし歯は、形の崩れた歯の修復法として、一般的に行われる処置法でもあります。
歯の根の中に金属の芯棒を差し込み、その上から冠を被せれば、その冠は脱落せず、機能するからです。

しかし、さし歯が適応となる失活歯は次の二つのことに注意する必要あります。
一つ目は、縦にヒビが入り、割れやしいということです。
二つ目は、失活歯は根の中を無菌にする治療を施しますが、この状態を生涯保つ必要あるということです。

実は、根の中に金属の芯棒を差し込むことが二つのことに、反するのです!

当院は、開業以来、原則「さし歯」という手法は行っていません。
歯の根が縦に割れてしまえば、抜歯より他に手段なく、また歯の根の中が無菌でなくなれば、顎の骨の中に病巣ができるからです。

歯には最善の処置法をいつも考えています。
タグ:さし歯
posted by 院長・宮澤敬治 at 19:18 | ブログ

2015年07月10日

新しい工法の非金属クラウン(被せモノ)講習会

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こんにちは!カゴハラ歯科院長の宮澤敬治です。
本日より、不定期にブログ書かせていただきます。

昨日、さいたま市で、歯科大学教授による「非金属クラウン」の講習会が開かれ聴講してきました。
自分が大学卒業してから、22年たちましたが、在学当時と比べ、被せモノは進歩、改良されてきました。
特に、天然歯に近い色調のクラウンの研究がたくさんされてきているようです。
このため、天然歯と寸分変わらず、強度もあるクラウンも開発されてきました。
しかし、新しい工法のもので、「患者さんに試しても大丈夫かな」と思うものもあります。
あたりまえですが、患者さんには、確かな治療・処置をするべきです。
当院では、従来の治療・工法でも、よいものは続けていくき、新しい治療・工法は、評価が定まったところで、積極的に取り入れています。
本講演会では、新工法の問題点にも話がおよび、勉強になりました。
講演後質疑応答が行われ、閉会は午後9時過ぎになりましたが、参加してよかったです。
講師の先生、遅い時間まで、熱心なご講演ありがとうございました。
posted by 院長・宮澤敬治 at 17:40 | ブログ